GLOBAL PERSON 世界で通用する人材を育成し、社会に貢献する

第1回フィリピン研修レポート

 2013.11.14-17

弊社ではグローバル人材育成の一環として、レアジョブのオンライン英会話レッスンを社員に無料で提供しています。 グローバル人材がクリアすべき「言葉の壁」と「ネットワークの壁」を乗り越えるため、普段の継続した英語学習で得た知識を プレゼンやグループディスカッションを通じて経験と自信へ繋げるトレーニングプログラムを実施しました。 また、短時間ではありますが、異文化に触れることにより今までにはない海外での習慣や考え方について学び、 グローバルパーソンとしての知的要素や社会的要素を高めることができました。

マニラへ到着後、夕方から初日の研修が始まります。まずは、レイテ島を中心に甚大な被害を及ぼした記録的規模の台風'Haiyan'の被災者の方々向けに、 食糧を中心とした支援物資をお届しました。 被災された皆様のご無事と、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。



研修場所となった企業様の社内ツアーと挨拶が終了したら、早速自己紹介などの軽めの内容から研修がスタートします。 自分のことを簡潔に、良い印象を与えながら話すことは結構難しいです。



現地のお菓子などローカルフードを頂きながら、自己紹介で足りなかったことなど補足しつつ、お互いの理解を深めます。 ご用意頂いたのはPutoPancitPichi-Pichiの3Pセット。 どれもとても美味しく、食文化の違いや類似点について楽しく語りました。



異文化体験には欠かせない現地語もいくつか学びます。日本に来た外国の方が「コニチワ!」と挨拶してくれるとうれしいですよね。 それと同じく、私たちも基本的な挨拶やお礼の伝え方を学び、短い研修期間でしたが何度も「Salamat po!(ありがとう)」を使いました。



海外に慣れている社員もそうでない社員も、マニラでの安全な過ごし方や交通手段についてレクチャーを受けます。 ジプニーが沢山走っている背景などからアメリカの文化が色濃く残っていることを学んだりします。



初日は夕方から1.5時間程度の研修です。非常に暖かく受け入れて頂き、とても和やかでリラックスしたムードになりました。 これで、二日目のメインとなる研修に向けて準備が整いました。皆の素晴らしい笑顔から、楽しさが良く伝わってきますね。



研修二日目、前日の知識を活かして早速ホテルからトライシクルでやってきました。 参加者はこんなにエキサイティングな乗り物は初挑戦で、テンションがあがったまま研修会場へ向かいます。



前日の自己紹介の復習や他人を紹介する方法についてカジュアルとビジネスの両側面から学びます。この研修の良いところは、ここで得た知識を必ず実践するチャンスがあるということ。 また、日本から用意してきたプレゼンと質疑を行います。自分の考えを簡潔に効果的に、バックグランドの異なる相手に伝えることはなかなか難しいです。 グローバルミーティングで必要な対話力に繋がること間違いなしです。



普段は日本語で話している社員同士であっても、もちろん英語で議論を行います。質問がなくても、同意見であることを表明したり、 会話の中に入ってくることでプレゼンスを高め、実のあるコミュニケーションを行います。



今度はゲームのようなアクティビティで挨拶、自己紹介、現地語、要点を簡潔に話すことを実践します。約1時間のフリートークタイムでは、 さらに対話を重ねることで、最終的に他人を紹介するための情報を得ます。ちなみに、この写真はスタバなのですが、店内は日本と同じ香りがしていました。(はは、当たり前ですかね。)



お互いにパートナーとなった友人の紹介を行います。自分のことをどれだけ正確に伝えられたか、相手のことをどれだけ正確に知ることができたか試されます。 今までに学んだとおり要点をまとめて簡潔に話す、説明することを実践します。



社員同士でも知らなかった情報が出てきたりして、笑いの絶えないトピックが続きました。



語学を中心とした研修の最後は、事前に抱いていたフィリピンや研修に対するイメージ、研修で学んだことや感じたこと、今後の学習やキャリア目標などを英語で発表し、 グループシェアリングを行います。先生からも私たち自身についてフィードバックを頂き感動のフィナーレです。



非常に内容が濃く、真面目に取り組んだからこそ、とてもリラックスした満足感のある笑顔になりました。 こんなに素敵な経験になるのであれば、なるべく多くの社員をこの研修に参加させたいですね。



研修3日目は観光しながら現地の文化や歴史を学びます。 これはかつてスペイン支配下にあった時に建造されたイントラムロスのサンオウガスティン教会です。丁度、地元カップルのための結婚ミサが捧げられていました。



カレッサに乗りイントラムロスを巡ります。ここはスペイン統治時代に初代総督レガスピがフィリピン統治の本拠地として建設した城塞跡で、 西欧の支配とカトリック教会の建築、アメリカによる植民地支配、大戦中の日本による占領など訪問国の歴史を学びました。



4日目は帰国日となりますが、午前中はホテル近くでハロハロを食べながら研修のまとめを行います。 成田を出発してから現在までの研修内容を順に振り返り、どのような事を学び感じていたかをシェアすることで、 記憶は定着し今後の目標が明確になってきました。



世界中からの救援物資を積んだフライトが空港に集中したために、私たちの帰国便はキャンセルとなってしまいましたが、 無事翌日早朝の便で戻ることができました。このようなアクシデントへの対応も一つの経験ですね。 英語の学習だけではなく、コミュニケーションツールとして英語を使い、現地文化を学び、日本とのギャップや類似点などを感じ、 大変実りの多い研修となりました。



(株)レアジョブの関係者皆様、本研修プログラムへのご協力を頂きありがとうございました。 研修を通じて大変貴重な経験を得ることができ、今後も「日本人と日本企業のグローバル化をサポートする」というミッションを達成できるように頑張って参ります。